動画で見る住まいのトラブル解決講座

動画で見る住まいのトラブル解決講座動画で見る住まいのトラブル解決講座

住まいに関するお困りごとの解決方法を
動画で分かりやすくご案内します!

水廻りのトラブル

水が出ない

ポイント

  • 新入居の場合は、まず水道契約/お支払い手続きに滞りがないかを確認ください。
  • 長期入居で室内すべての水栓から水が出ない場合は水道の元栓が閉まっている可能性があります。元栓の確認をお願いします。
  • 長期入居でどこか1箇所の水栓から水が出ない場合は、個別の止水栓が閉まっている可能性があります。給水管に付いている止水栓を確認ください。

ポイント

  • 地域断水や物件断水のお知らせが掲示板に掲示されていたりポストに入っていたりしませんか?計画断水の場合は終了までお待ちください。
  • 通常に比べて気温が低く、配管内の水が凍結している可能性はありませんか?凍結している場合は溶けるまでお待ちください。

トイレの水が流れない

ポイント

  • タンク内に水がたまっていない場合、止水栓が閉まっている可能性があります。給水管に付いている止水栓を確認ください。
  • タンク内の鎖(タンク横のレバーとタンク内のフロートバルブにつながっている)が外れている可能性があります。かけなおしてください。
  • 応急的に水を流す場合はバケツに5,6L水を汲み、便器の中央に向かい勢いよく流してください(水圧で流す方法)。

ポイント

  • 自動洗浄トイレの場合、電源が切れている可能性があります。コンセントの抜き差し(数分放置)によるリセットを試してください。
  • タンク上の手洗い管からのみ水が出ない場合、蓋がずれている可能性があります。一度外してはめなおしてみてください。

トイレが詰まった

ポイント

  • まずはラバーカップをご使用ください。
  • 飛散防止のため、ビニールシートや新聞で養生をしてください。
  • ラバーカップが密着しているかを確認ください。
  • ラバーカップは洋式用と和式(排水口)用があります。

ポイント

  • 賃貸入居の場合でも、業者手配した場合の費用負担者は原則入居者です。費用発生リスクを払拭するためにも、ラバーカップのご使用をおすすめします。(一度も使用していない場合を除き、新築・新入居も同様。)
    (具体例)
    紙詰まり・便詰まり → 入居者(賃借人)
    共用排水管に原因 → 管理会社・オーナー

排水が臭う

ポイント

  • 新入居で前入居者がしばらく不在だった場合や、長期入居でも出張や旅行で長期間部屋をあけていた場合に、封水(臭いの蓋の役割をする水)が切れる可能性があります。毎日排水し、1週間程度様子を見てください。
  • 排水口トラップ(蓋・ごみ受け・ワンなど)がずれている可能性があります。一度外し、はめなおしてください。

ポイント

  • 換気扇の使用状況により、室内と外(下水道)とつながっている排水口から空気が引き上げられ、異臭がすることがあります。通気口や通気窓を開放し、排気と吸気のバランスを調整しましょう。
    【理由】通気口や通気窓を閉め切って浴室24H換気やレンジフードなどの換気扇を使用すると、室内に十分な空気が取り込まれないまま換気扇から排気をしてしまい、室内の空気が足りなくなります(負圧の状態)。そうなったときに、部屋は屋外と同じ状態に戻るために外とつながっている場所から空気を取り入れようとします。

浴室排水が詰まった

ポイント

  • 排水口に髪の毛や異物などが詰まっている可能性があります。まずは清掃をお試しください。トラップ(蓋やヘアキャッチャー)は反時計回りに回すと外れます。
  • 清掃後、トラップ(蓋やヘアキャッチャー)が正しくはまっていないと流れが悪くなることがあります。外せる部品をすべて外した状態の水の流れを確認いただき、トラップをはめなおしてください。

ポイント

  • 賃貸入居の場合でも、業者手配した場合の費用負担者は原則入居者です。費用発生リスクを払拭するためにも、清掃やトラップの確認をおすすめします。 (一度も排水していない場合を除き、新築・新入居も同様。)

    (具体例)
    髪の毛・私物の詰まり → 入居者(賃借人)
    共用排水管に原因  → 管理会社・オーナー

水道が凍結した

ポイント

  • 気温がマイナス4度以下になると水道管が凍結する可能性が高まります。(※水道管の凍結に降雪の有無は関係ありません)気温が低かった日の翌朝は凍結により室内から水が出てこない事象が発生しやすいです。
  • 放射冷却現象(晴れた日の夜中で雲がない状況のとき、上空へと熱が奪われる)で空気が冷え込み水道管が凍結することがあります。
  • 基本的には、気温上昇して凍っていた水道管内の水が解凍されるのをお待ちください。
  • できるだけ早く凍結を解消する方法として、≪暖房を使用し室内の温度を上げて待つ方法・水道管にタオルを巻いたり、水道メーター内に保温材を入れておく方法≫があります。
  • 水道管に直接お湯をかける方法は、配管やバルブの破損の原因となるため、お控えください。破損した場合の費用は賃借人負担です。

ポイント

  • 庭の散水栓、ベランダの洗濯機水栓、給湯器など、室外に設置されている水道管は凍結しやすいです。
  • 気温低下が見込まれる前日は、動画のとおり凍結防止対策を行いましょう。

玄関鍵のトラブル

玄関扉が開かない

ポイント

  • 気密性の高い部屋で換気扇を使用すると、玄関の鍵が回りづらくなったり扉が重くなったりすることがあります。これは部屋と換気扇の仕様の問題であり、不具合ではありません。
  • 気密性が原因で鍵が回らない場合、扉を押しながら・引きながら操作をすると回ることがあります。室内にいる場合は、換気扇を止めて窓を開けると室内に空気が取り入れられ、改善します。
    【換気扇の使用で扉に影響がある理由】
    通気口や通気窓を閉め切って浴室24H換気やレンジフードなどの換気扇を使用すると、室内に十分な空気が取り込まれないまま換気扇から排気をしてしまい、室内の空気が足りなくなります(負圧の状態)。この状態になると、ドアが内側に引き込まれドアの鍵とドア枠の鍵受けの噛み合わせが悪くなります。

ポイント

  • ドアのゆがみによる建付け不良が原因で鍵が回りづらくなったり扉が重くなったりしている場合は、ドアを持ち上げながら施錠・解錠操作をするとちゃんと回ることがあります。

電気設備のトラブル

エアコンから音がする

ポイント

  • エアコンのドレンホースに空気が入ると、エアコンからポコポコ・ポンポンという音がします。原因特定のため、まず換気扇を止めます。次に窓を開けて室内に空気を取り入れてください。すぐに音が止まるようであれば、部屋の気密性が原因による異音と判断できます。換気扇を停止し、通気口や通気窓を開放することで、排気と吸気のバランスを調整しましょう。
    【換気扇の使用でポコポコ音がする理由】
    通気口や通気窓を閉め切って浴室24H換気やレンジフードなどの換気扇を使用すると、室内に十分な空気が取り込まれないまま換気扇から排気をしてしまい、室内の空気が足りなくなります(負圧の状態)。換気扇の使用状況により、室内と外でつながっているドレンホースから空気が引き上げられ、エアコン内部にたまっていた結露水の中を空気が通り、ポコポコ・ポンポンと音がします。(コップの中の水にストローで空気を送ったときと同じ音。)

ポイント

  • 通気口が見つからないとき、掃き出し窓の上に換気用の小窓が付いていたり、窓サッシに換気用のスリットが開いていたりすることがあります。

エアコンから水が漏れる

ポイント

  • エアコン本体から水が漏れている場合、まずはエアコンを停止させ被害拡大を防いでください。
  • 屋外の室外機付近にあるドレンホースからドレン(結露水)が正常に排水されているかを確認ください。正しく排水されていないと、ドレン(結露水)が逆流して室内機から水が漏れ出てくることがあります。ホースの先端に植木鉢などの障害物がある場合は移動させてください。ホースにゴミが詰まっているようであれば、ホースをゆする、割りばしで掻き出すなどして取り除いてください。(ホームセンターなどに専用の清掃道具も売っています。)
  • 室内機内部の熱交換器やフィルターが汚れると、本体内部のドレン(結露水)が想定量よりも増え、室内機から水漏れすることがあります。クリーニング業者の手配や、ご自身でのフィルター清掃をお試しください。(※主要メーカーは、2週間に1回フィルター清掃を実施するよう推奨しています。)
  • 換気扇の使用状況により、室内と外とつながっているドレンホースから空気が引き上げられ、エアコン室内機からドレン(結露水)が逆流することがあります。原因特定のため、まず換気扇を止めます。次に窓を開けて室内に空気を取り入れてください。すぐに音が止まるようであれば、部屋の気密性が原因による異音と判断できます。通気口や通気窓を開放し、排気と吸気のバランスを調整しましょう。
    【換気扇の使用で水が漏れる理由】
    通気口や通気窓を閉め切って浴室24H換気やレンジフードなどの換気扇を使用すると、室内に十分な空気が取り込まれないまま換気扇から排気をしてしまい、室内の空気が足りなくなります(負圧の状態)。そうなったときに、部屋は屋外と同じ状態に戻る力が働きます。室内と外でつながっているドレンホースから空気を引き上げるため、エアコン室内機内部にたまっていたドレン(結露水)の中を空気が通り、勢いによっては室内機の外へ水が漏れ出てしまいます。

ポイント

  • 通気口が見つからないとき、窓サッシに換気用の穴が開いていることがあります。
  • ドレンホースから出る水は、 お部屋の空気中に含まれる水蒸気が水になったもの(結露水)です。 冷房時には、エアコン本体の中の熱交換器が冷たくなり結露します。冷たいコップの周りに水滴がつくのと同じ現象です。 結露水は、水受け皿(ドレンパン)からドレンホースを通って室外に排出されます。お部屋の空気中に含まれる水分量は、環境(室内外の温度、湿度、お部屋の気密・断熱性など)により異なります。そのため、結露水が大量に出たり、まったく出なかったりします。
  • 賃貸入居の場合でも、エアコンクリーニング業者手配した場合の費用負担者は原則入居者です。入居間もない場合は管理会社にて手配をすることもあります。(ただし、初めて使用した場合でも、契約開始日から日数が経過しているようであれば、ご自身での検索・手配をお願いすることがあります。)
  • ポコポコ音防止のためドレンホースの先端に取り付ける消音機やエアカットバルブは、水漏れの原因となりますのでお取り扱いはご注意ください。(管理会社要相談)

ブレーカーが落ちてしまった

ポイント

  • ブレーカーは3種類(アンペアブレーカー/漏電ブレーカー/安全ブレーカー)あります。3つのブレーカーは分電盤という箱に1つにまとまって、玄関や台所、洗面所などの壁の上に設置されています。
  • アンペアブレーカーが落ちた場合は、電力の使い過ぎが考えられます。ブレーカーが落ちたときに使用していた電化製品の電源を切り、タコ足配線のプラグをコンセントから抜いたうえで再度ブレーカーが上がるかを確認ください。
  • 安全ブレーカーが落ちた場合は、落ちた回路の電力を使い過ぎています。該当場所の電化製品の使用を控えてブレーカーを上げなおしてください。
  • 漏電ブレーカーが落ちた場合は電化製品の故障や傷付いたコードのショートなどによって漏電している可能性が考えられます。以下の手順で漏電箇所を特定してください。
    • ①すべてのブレーカーのスイッチを下げる(OFF)。
    • ②アンペアブレーカーと漏電ブレーカーのスイッチを上げる(ON)。
    • ③安全ブレーカーのスイッチを1つずつ上げる(ON)。
      ある1つの安全ブレーカーを上げた(OFFからON)と きに、漏電ブレーカーが落ちたら、その回路が漏電して いる可能性があります。
    • ※該当の箇所のコンセントからプラグをすべて抜くと安全ブレーカーが上がる(ON)場合は、使用している電化製品が故障している可能性があります。
    • ※応急処置にはなりますが、原因箇所の安全ブレーカーを下げて(OFF)おけば漏電していない他の部分では電気を安全に使用することができます。
  • 感電の恐れがあるため、絶対に濡れた手で操作しないでください。

ポイント

  • 何度もブレーカーが落ちる場合は、契約容量以上の電力を使用している可能性があります。電力会社へ連絡し契約アンペアを変更してください(基本料金が上がるので注意・物件によってはオーナーへ確認が必要です。)
  • 突然電気が消えたのに、宅内のブレーカーが落ちて(OFF)いない場合、スマートメーターが設置されている可能性があります。スマートメーターの内部ブレーカーは、消灯から10秒後自動で復旧・点灯します。契約容量以上の電気使用をそのまま続けると、自動復旧できなくなるのでお気を付けください。

エアコンから風が出ない

ポイント

  • そもそも電源が入らない場合は、ブレーカーが落ちていないか、コンセントからプラグが抜けていないかを確認ください。
  • リモコンでの操作にエアコン室内機が反応しない場合は、液晶画面の表示を確認ください。
    液晶画面に表示が出ている場合、エアコン室内機本体の「電源ボタン」か「応急運転ボタン」を押して運転可能かを確認ください。いずれかのボタンを押せば電源が入る場合、リモコンの不具合またはエアコン室内機の受信部の不具合が考えられます。切り分けのため、まずはリモコンの電池交換をお試しください。また、リセットボタンがあれば先端のとがったものでボタンを押してください。リセットボタンがないリモコンは、電池を抜いてどこかのボタンを15秒長押しすることにより、リセットできます。
    リモコンの電池交換・リセットを試しても改善しない場合は、受信部の不具合の可能性もありますので、コンセントプラグの抜き差しによるエアコン室内機リセットをお試しください。改善しない場合はメーカー修理が必要です。
  • 液晶画面に表示が出ていない場合は、リモコンの電池切れや故障が考えられます。電池交換・リセットをお試しください。改善しない場合は、リモコンの交換が必要です。リモコンが故障しているかどうか・赤外線が出ているかどうかの確認方法は、別の動画「リモコンが使えない」で確認することができます。詳細はそちらを確認ください。
  • 電源は入るが風が出てこない場合・送風はあるものの風が冷えない、温まらない不具合は、フィルターやエアコン室内機内部部品の汚れが原因と考えられます。まずはご自身での清掃や専門業者へのご依頼をお願いします。清掃後も正常に動作しない場合、軽微な誤作動であればプラグの抜き差しで改善します。コンセントからプラグを抜き、数分待ってから差しなおしてください。

ポイント

  • 応急運転ボタンは、そのときの室温や外気温によりエアコンが運転内容や設定温度を自動選択するタイプ、前回の運転内容で運転するタイプ、ボタンを1回押す毎に「冷房」→「暖房」→「停止」の順に切り替わるタイプ、設定25度の応急運転となり、温度調節などはできないタイプなど様々です。ご自宅に設置されているエアコンの仕様については取扱説明書を確認ください。
  • リモコンの電池は、説明書やメーカーHPにアルカリ電池推奨と記載がなければ「マンガン電池」への交換をおすすめします。マンガン電池は休み休み使うと電圧が回復する特性があるため小さな電流を長く使う機器に適しています。
  • 機械の中に静電気などのノイズが発生すると、基盤部品に悪影響を及ぼし、様々な形で誤作動が起きます。致命的な故障ではなく、一時的な現象に過ぎないため、ブレーカーを落としたり、コンセントからプラグを抜いて少し時間を置いたりすることで、原因となる静電気や特定の部品に蓄電されている電力が放電され、改善することがあります。

エアコンリモコンの稼働確認

ポイント

  • リモコンが故障しているかどうかは、お手持ちのスマートフォンのカメラで確認することができます。リモコン信号は赤外線で送信されるため、人の目では確認できません。カメラ機器を通して見ることにより発光を確認することができます。(撮影は不要です。)
  • カメラレンズにリモコンの送信部を向け、正しく動作しないボタンを押します。画面越しに写ったリモコンの送信部が光っていればリモコンは正常です。特定のボタンを押したときに光らない場合は、一部のボタンの故障が考えられます。
  • 最新機器には、赤外線カットフィルターが搭載されており、リモコンが正常に赤外線を送信していても画面に光が写らないことがあります。スマートフォンの場合はインカメラ(画面側)にして写すことにより赤外線信号を見ることができます。

ポイント

  • 赤外線の確認はガラケーやデジカメ、ビデオなどでも可能です。(ただし、製品によっては赤外線が写らないものもありますので、赤外線が写るカメラか判別するため、事前に使えているリモコンでお試しください。)
  • 電池の−極と+極 が表示どおり正しく入っていない可能性もあります。電池交換をしたばかりの場合は一度確認ください。

ガス機器のトラブル

ガスメーターの復帰方法

ポイント

  • 室内すべてのガス機器が使用できない場合は、ガスメーター(マイコンメーター)を確認ください。ガスメーターの表示ランプが赤く点滅している場合、ガスが停止しています。復帰操作をお試しください。ガスの臭いが漏れている場合はガス漏れの可能性もあります。窓を開けて換気(換気扇の使用NG)し、ガス会社へご連絡ください。
    ≪復帰操作の手順≫
    • ①ガス機器(ガスコンロ/ガス給湯器など)の使用を止め、機器の元栓を閉める。
      ※ガスメーターの元栓を閉めてしまうと、ガス会社がご訪問し開栓立ち会いの手間が発生するため閉めないようご注意ください。
    • ②復帰ボタンのキャップを外し、中にあるボタンを奥までしっかり押す。
      (キャップがないタイプもあります。ボタンはギューっと押し込んで2秒、それからパッと離すイメージ。)
    • ③ボタンが元に戻り、ガスメーターの赤いランプが再び点滅することを確認。
      (ガスメーターの機種によっては「L」と画面に表示)
    • ④復帰ボタンのキャップを閉め、そのまま3分ほど待つ。
      (ガス漏れチェック時間)
    • ⑤3分後ランプの点滅が消えれば復帰完了。ガス機器の元栓を開け、ガス機器が使用できるか確認。
      (復帰操作をしてもガス機器が使用できない場合は、契約のガス会社へお問い合わせください。)

ポイント

  • ガスメーターは通常、屋外に設置されています。一戸建ての場合は、玄関付近の外壁に、マンションやアパートの場合は、玄関脇や共用廊下のメーターボックス内に設置されていることが多いです。
  • 室内に複数あるガス機器のうち、1つの機器のみ使用できない場合は、機器自体の誤作動や故障の可能性があります。機器リセットや修理依頼をお願いします。
  • ガスメーターのランプが点滅していない場合は、そもそもガスが供給されていない可能性があります。ガス会社へ契約状況を確認ください。
    ≪ガスが止まる主な理由≫
    • ・震度5程度以上の地震を感知した
    • ・つけっぱなしなど長時間のガス機器使用をした
    • ・流れるガスの圧力が所定の値を下回った
    • ・警報器・不完全燃焼警報器が作動した
      (メーター連動設定されている場合)
    • ・料金の滞納
    • ※上記の事象が発生した際に、ガス停止する機能を持った遮断装置付きのガスメーターのことをマイコンメーターと呼びます。

ガスコンロが点火しない

ポイント

  • まずは、ガス給湯器など他のガス機器の使用が可能かを確認ください。室内すべてのガス機器が使用できない場合は、ガスメーター復帰方法の動画を確認ください。
  • 1口コンロまたは2~3口コンロのすべての口が使用できない場合は、ガスコンロ元栓が閉まっている可能性があります。しっかりと開栓されているかを確認ください。
  • 一部の口が点かない、着火後すぐに消える、チチチ・・・という着火音がしなかったりする場合、下記を確認ください。
    • ①直近で吹きこぼしや濡れ布巾での清掃をした。
      →固く絞った雑巾で清掃し、よく乾かす
    • ②バーナーキャップやごとくにずれがある。
      →正しい位置・向きに戻す
    • ③直近で電池の交換をしていない。
      →新品のアルカリ電池への交換

ポイント

  • ビルトインガスコンロの場合、電池ケースがコンロ下キャビネットの中に設置されていることがあります。

新入居時の注意点

洗濯機水廻り

ポイント

  • 洗濯機の水が出ない場合は、水栓が開いているかを確認ください。水栓が開いているのに水が出ないときは、ホースが正しく接続できていない可能性があります。一度外して取り付け直してください。(カチッと音がするまで正しく差し込む。)
  • 洗濯機置き場に設置される水栓は大きく分けて3種類あります。それぞれに合った方法でホース接続をしてください。
    • ①万能ホーム水栓:公園などの手洗い場でみかける、昔からよくある水栓。洗濯機専用の水栓ではないため、ホースを接続するための「ニップル(元口)」と呼ばれる部品を使用する必要がある。
    • ②洗濯機用ワンタッチ水栓:給水ホースのフックが引っかかるようにリングが付いており、簡単には外れない仕様の水栓。ホースの取り付けに別の部品は不要。
    • ③洗濯機用オートストッパー付き水栓:②の水栓に、災害時などに万一ホースが外れても、水が出しっぱなしにならない、オートストッパー(緊急止水弁)が付いている。ホースの取り付けに別の部品は不要。

ポイント

  • 給水ホースは水栓にまっすぐ入れてください。斜めに挿入すると、オートストッパーの先端でゴムパッキンを傷つけるおそれがあります。
  • オートストッパー(緊急止水弁)付きの水栓にホースを接続する際は、手でストッパーを数回押し込むと接続しやすいです。

気密性説明

ポイント

  • 昨今は、気密性が高い住宅が増えています。
    気密性が高い=隙間風が入りにくいため熱の出入りを防ぎ省エネルギーで室内の温度を快適に保つことができます。また、防音効果もあります。
    しかし、正しい方法で換気を行わないと部屋が密閉状態になるため、様々な現象が発生します。これらの現象は修理で改善するものではなく、部屋での過ごし方を変えることで改善します。
  • 換気扇を使用する際は、必ず外壁に面したリビングや寝室、キッチンなどの壁やエアコン付近に設置されている通気口を開ける必要があります。
    ※賃貸住宅に設置されているほとんどの換気扇は、室内から室外への排気は機械で行い、室外から室内への吸気は自然に任せるシステムです。つまり、通気口は換気扇の一部です。かならずすべての通気口を開けて排気と吸気のバランスが崩れないようにしてください。
  • 鍵が開いているのにドアが開かない、ドアを閉めたのに鍵がかからない、いつもよりもドアや窓が重たく感じる症状も、室内へ十分に空気を取り入れられていない際に起こります。
  • 寒い時期や、虫の侵入を防ぎたいとき、屋外の騒音が気になるときなど、一時的に通気口を閉めることは問題ありません。ただし、こまめに開け閉めをしてください。防虫ネットや防音材を取り付ける場合は、穴を完全にふさがないよう注意してください。

ポイント

  • 通気口が見当たらない場合は、掃き出し窓と換気窓が一緒になっている場合もあります。
  • 通気口はこまめに清掃をしてください。汚れがたまると正常に空気を取り入れることができない可能性があります。
  • 通気口を閉め切ってしまうと、扉の開け閉めが困難になる他に、≪室内に異臭が引き上げられる、トイレ封水が下がる、エアコンから漏水やポコポコ音、カビ発生、シックハウス症候群の発症≫などの症状が併発する可能性があります。

鍵空転

ポイント

  • 関鍵内側から施錠・解錠できない場合、「防犯サムターン」という種類の防犯性の高い内鍵が設置されている可能性があります。防犯サムターンは、ボタンを押さないとつまみが回りません。
  • 室内から外へ出ようとしたときにサムターン(つまみ)が回らない・くるくると空転してしまう場合は、不具合ではなく仕様上の問題の可能性があります。
    ※玄関鍵の内側つまみのことを「サムターン」、外側の鍵穴のことを「シリンダー」といいます。「サムターン」は「デッドボルト」という、施錠したときにドアから飛び出してくる四角い金属部分と連動しています。
  • 防犯サムターンの種類によっては、ボタンを押しながら手前に引くことによって、外出モード(空転モード)にできるものがあります。故意的に引き出したつもりはなくとも誤操作で外出モードになってしまうと、つまみが空転してボルトが連動せず室内から施錠・解錠ができなくなることがあります。
  • ドア枠と鍵がうまく噛み合わない様子があれば、気密性の高い部屋での換気状況によりドアが室内側に引っ張られている可能性もありますので、窓を開けた状態でつまみを回してください。

新入居時注意点(ライフライン確認など)

ポイント

  • 入居直後に排水口から異臭がする場合は、排水トラップ内の封水が切れている可能性があります。排水口に直接水を足して封水を機能させましょう。1週間程度経過しても改善しない場合は、室内の気密性が臭気引き上げに関係している可能性があります。気密性に関する動画もありますので、そちらをご参照ください。
    ※封水とはトラップ内部にためておく水で、下水道からの悪臭の逆流・虫の侵入を阻止する機構。
  • 入居直後に、水が出ない・電気がつかない・ガスが使用できない場合はライフライン(水道/電気/ガス)の契約が正しくできているかを確認ください。水や電気は事業所への電話やはがき投函、ネット申し込みで利用開始できますが、ガス契約のみ入居者立ち会いの下ガス開栓作業をする必要がありますのでご注意ください。
  • 水道契約が正しく済んでいて、室内すべての水道から水が出ない場合、室外にある水道元栓が閉まっている可能性があります。元栓の開栓をしましょう。室内の一部の水道から水が出ない場合は、個別止水栓が閉まっている可能性あります。コインやドライバーを用いて、半時計に回し開栓をしてください。
  • 電気契約が済んでいても、室内のブレーカーをONにしないと通電しません。室内に入ったらすぐにブレーカーを確認ください。つまみが中間地点で止まっていることがあるので、最後まで操作するようご注意ください。
  • ガス会社立ち会いの下ガス開栓が済んでいてもガスコンロやガス給湯器が使えない場合は、ガス器具の元栓が閉まっている可能性があります。元栓を開いてご使用ください。

ポイント

  • 封水がたまっているのに排水口から異臭がする場合、防臭ゴムがずれている可能性もあります。はめなおすことにより改善します。
  • 集合住宅の元栓はPS(パイプシャフト)、戸建住宅の元栓は敷地内の地面にあることが多いです。

ダイヤル錠

ポイント

  • 操作方法や暗証番号の間違いが原因でメールボックスが開かない場合があります。
  • 新入居で暗証番号がわからないときは、まず入居の際の資料に記載がないかを確認ください。
    例)1234(数字4桁)
    【右】に2回【9】、【左】に1回【4】
  • プッシュ式の場合は連続で数字を押す、ダイヤル式の場合は連続でダイヤルを回すことによって解錠できます。
  • ポストに郵便物が詰まっていると、扉の建付けが悪くなり、鍵がかかったまま開かなくなる可能性があります。投函口から取り出せるものは取り出して解錠操作をしてください。以降、郵便物はこまめに取り出すようにしてください。

ポイント

  • ダイヤル式の場合はスタートの数字を0からはじめるとわかりやすいです。0から0までダイヤルを1周してから始めましょう。
  • 番号を合わせた際に一度ダイアルを手前に引くとしっかり噛み合います。
  • 新入居の場合、左右や数字を逆に案内している場合があります。おそれいりますが、解錠できない場合でお急ぎの際は左右や数字を逆にしてお試しください。

地震発生時に確認いただくこと

ポイント

  • 震度5程度以上の地震を感知した場合、ガスメーター(マイコンメーター)が感知して自動的にガスを止めて、メーターがランプ点滅などで警報表示します。
  • 室内すべてのガス機器が使用できない際、ガスメーター(マイコンメーター)を確認ください。ガスメーターの表示ランプが赤く点滅している場合、ガスが停止しています。復帰操作をお試しください。
    ≪復帰操作の手順≫
    • ①ガス機器(ガスコンロ/ガス給湯器など)の使用を止め、機器の元栓を閉める。
      ※ガスメーターの元栓を閉めてしまうと、ガス会社がご訪問し開栓立ち会いの手間が発生するため閉めないようご注意ください。
    • ②復帰ボタンのキャップを外し、中にあるボタンを奥までしっかり押す。(キャップがないタイプもあります。ボタンはギューっと押し込んで2秒、それからパッと離すイメージ。)
    • ③ボタンが元に戻り、ガスメーターの赤いランプが再び点滅することを確認。(ガスメーターの機種によっては「L」と画面に表示)
    • ④復帰ボタンのキャップを閉め、そのまま3分ほど待つ。
      (ガス漏れチェック時間)
    • ⑤3分後ランプの点滅が消えれば復帰完了。ガス機器の元栓を開け、ガス機器が使用できるか確認。(復帰操作をしてもガス機器が使用できない場合は、契約のガス会社へお問い合わせください。)

ポイント

  • ガスメーターは通常、屋外に設置されています。一戸建ての場合は、玄関付近の外壁に、マンションやアパートの場合は、玄関脇や共用廊下のメーターボックス内に設置されていることが多いです。